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美容クリニックSEO対策のコツを解説!予約・集患につながるサイト設計のポイントと伸びない原因とは

美容クリニックSEO対策のコツを解説!予約・集患につながるサイト設計のポイントと伸びない原因とは SEO対策

美容クリニックの広報活動を進めるうえで、広告費が上がってくると「SEOもちゃんとやったほうがいいのかな?」と迷う医院も多いと思います。

美容クリニックのSEO対策は、うまく設計・実践できると、広告に頼らずに検索から見つけてもらえる機会が増え、集患の安定につながりやすくなりますSNSや広告と組み合わせれば、短期と中長期を両立しやすいのもメリットです。

一方で、美容医療は医療ジャンルでもあり、情報の信頼性が強く求められます。さらに医療広告ガイドラインへの配慮も必要なため、知識を持たずに一般的なSEOの進め方をしていると、成果が出ない可能性があります。

この記事では、“美容クリニックのSEO対策の基本的な考え方と実践方法のコツ“を紹介します。医療広告を踏まえながら、予約・集患につながるポイントと、やるべき実践ステップを整理しました。ぜひ最後までご覧ください。

※医療広告ガイドラインや関連資料は、必ず最新版を参照してください

美容ライター&コンテンツディレクター。スキンケア・コスメ・美容医療のメディア運営や記事制作を中心に活動中。
日本化粧品検定1級(コスメコンシェルジュ)化粧品成分検定1級(化粧品成分上級スペシャリスト)

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1. 美容クリニックのSEOの特徴と難しいと言われる理由

(1) 美容医療ジャンルは信頼性が強く問われる

美容医療は、施術の結果だけでなくリスクやダウンタイムなど、身体に関わる要素を含みます。検索する側は、「信頼できるクリニックや医師のもとで美容施術を受けたい」と考えています。

そうした検索意図がSEOには強く反映されるため、前提としてまずは、ユーザーが信頼できるサイト・ページづくりを目指すことが大切になります。信頼性の高い情報を発信しなければ、SEO順位の上位表示は難しいでしょう。

たとえば、施術の説明だけでなく、運営情報や医師情報、料金体系(追加料金・キャンセル料の有無を含む)、注意事項(副作用・リスク)などの情報も、過不足なく載せる必要があります。

(2) 医療広告ガイドラインがあるため、書き方に制約がある

もうひとつ難しいのが、医療広告ガイドラインに配慮しながら、SEO対策を行わなければならないこと。SEOでは検索されるキーワードをページ内に入れる必要がありますが、検索でよく使われる強い言葉は、医療広告ガイドラインの考えと相反して、そのまま使いにくい場面が出てきます。

つまり、「検索で使われる言葉」と「クリニックが安全に使える言葉」をすり合わせる必要があるため、一般的なSEOよりもコンテンツ制作が難しいのです。

たとえば「最安」「1回で消える」「痛くない」「絶対安全」「失敗しない」「日本一」「No.1」──こうした“強い言葉”は、検索用語として使われやすい一方で、医療広告の観点では 誤認を招くおそれがあるので、ページ本文にそのまま置くのが難しいのです。

※参考:厚生労働省「医業若しくは歯科医業又は病院若しくは診療所に関する広告等に関する指針(医療広告ガイドライン)」「医療法における病院等の広告規制について

医療法の基本と禁止表現については、こちらをの記事を参考にしてみてください。

(3) アフィリエイト単価が高いため、競争が激しい

美容整形・美容施術の領域はアフィリエイト単価が高く、アフィリエイターが参入しやすいジャンルです。その結果、美容医療ジャンルのSEOは、クリニック公式サイトだけでなく、比較メディアやまとめサイトが増え、検索結果の競争が激しくなりました

過去には、クリニックのドメイン配下(サブドメインやサブディレクトリなど)に、第三者のメディアを載せて上位表示を狙う「寄生型メディア」の動きも見られました。現在はGoogleコアアップデートによって検索の仕組みも変わり、こうしたメディアの存在感は薄れています。

競争の激化により、セオリーに従ってコンテンツページを作るだけでは差がつきにくくなっています。上位を狙うなら、クリニック独自の情報や画像を載せて、オリジナリティや体験(Experience)が伝わる内容にすることが肝心です。いわゆる差別化が必要になってきます。

たとえば、次のような情報は、差別化のヒントになります。

  • 症例写真
    …ビフォーアフター・ダウンタイム・施術方式など
    ※ただし、掲載制限・限定解除要件あり。
  • 解説動画
    …術式の解説、リスクやダウンタイムの解説など
  • どんな医師が在籍しているか
    …経歴資格、得意な施術、診察で大切にしていることなど

他にも、院内の導線(受付〜カウンセリングの流れ)、施術後のフォロー体制、よくある質問への回答(FAQ)などの信頼される情報を入れるのも有効です。

(4) クリニックのSEO対策は難しい、でもやる価値はある

ここまで読むと「SEO対策をするのは、やっぱり難しそう」と感じるかもしれません。でも、美容クリニックのSEOは制約がある分、きちんと整えているサイトが評価されやすい面もあります。

広告は止めると露出が落ちやすいですが、SEOは施術ページやFAQ、コラムなどが積み上がると、検索からの流入が安定しやすくなります。

そこでまずは、月に1〜2本の更新や軽いリライトなど、無理のないペースで運用していくのがおすすめです。SEOはすぐに結果が出る施策ではないので、最初から大きな成果を求めすぎず、コツコツと積み重ねていきましょう。

また、SNSや広告で反応が良かった施術・悩みテーマをSEOのページに反映するなど、他チャネルと連動させながら育てると、取り組みが空回りしにくくなります。


「SEO対策に自信がない…」という場合は、SEO対策セミナーを活用するのも手。上位表示するための具体的なノウハウを学ぶことができます。

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2. 美容クリニックのSEO対策の基本の考え方|土台→入口→出口の順で進める

ここまで読んで、実際に美容クリニックのSEO対策をやってみよう!と決意しても、やるべきことがたくさんあって、何から手を付ければいいか迷う方も多いはず。

美容クリニックのSEO対策は、基本的に「土台→入口→出口」ページの順で優先的に進めていくことが重要です。一つずつ確実に取り組んでいきましょう。

美容クリニックのSEO対策の基本の考え方,土台→入口→出口の順で進める

【土台】まずはサイトの基本情報を整える

最初に着手したいのは、「このクリニックはどこが運営していて、どんな体制なのか」を明瞭にすること。

たとえば、次のような情報をページとして揃えましょう。

  • クリニックの基本情報
    …クリニック名、住所、診療時間、電話番号
  • 診療案内
    …診療内容、治療行為の詳細、料金体系など
  • 医師情報
    …略歴、資格、専門、役職、所属、学会、監修歴など
  • 予約フォーム
    …LINE、電話、メール、アプリなど
  • プライバシーポリシー
    …個人情報の取り扱いについてなど

当たり前と思えるような情報ページですが、どのページからもリンクでつなげることになるので、最初の段階できちんと整えておきましょう。

【入口】検索流入が狙える症例・コラムを増やす

土台ページが整ったら、次は患者が検索して流入してくる「入口ページ」を増やしましょう

たとえば、次のようなページが入口ページ(検索流入ページ)になります。今回は、美容皮膚科がシミに悩む患者の流入を狙った場合を想定して紹介します。

  • コラム記事ページ(医師ブログでも代用可)
    例:シミの原因と対策、ハイドロキノンとは何か、シミレーザーの種類
  • 症例解説ページ
    例:シミのレーザー施術のダウンタイム、フォトフェイシャルのビフォアフター

こうした入口ページの強化は、それぞれ単体で頑張るより、関連性を持たせてページをつくる方が成果につながりやすくなります。1つのページを読んだ読者が、そのページだけでは解消しきれない疑問が浮上してきたとき、疑問を解消できる関連ページが用意されていると離脱されにくくなります。

このとき便利なのがトピッククラスターの考え方です。施術ページを中心(ピラーページ)にして、「ダウンタイム」「痛み」「リスク」「料金」「回数」「当日の流れ」など周辺テーマの記事を増やし、関連ページ同士を内部リンクでつなげていきます。入口が増えるだけでなく、出口ページに必要な情報も集まりやすくなるため、運用がスムーズになります。

さらに、入口を広げるならMEO対策も同時に行うのが効果的です。MEO対策とは、検索結果のGoogleマップ枠に表示されるための取り組みのことで、ローカルユーザーからの検索流入を狙えます。MEOの手順として、クリニックをGoogleビジネスプロフィールに登録し、基本情報の入力写真の最適化などを行えば、地域キーワードのGoogleマップ枠に表示されやすくなります。

美容医療の記事の書き方を詳しく知りたい方は、別記事もチェックしてみてくださいね。

【出口】予約につながる施術・料金・FAQを充実させる

SEOで直接的な成果につながりやすいのは、診療やカウンセリングの予約の決断が行われる「出口ページ」です。美容クリニックの場合、中心になるのは施術ページで、次に料金やFAQのページが出口として機能します。

よくあるのは「コラムは更新しているのに予約が増えない」状態です。この場合、入口となる記事は読まれていても、クリニックに行くかの最終的な判断につながる、施術プランのページの情報が揃っておらず、予約まで進まずに離脱してしまうことがあります。

そのため、出口となる施術プランのページでは、次のような情報が一通り確認できるようにしましょう。

  • プランの概要
  • 期待できる治療効果
  • 施術前後の流れ(カウンセリング〜施術〜アフターケア)
  • リスク(ダウンタイム、副作用、注意点)
  • 料金(追加費用の有無も含めて)
  • よくある質問(痛み・通院・当日の準備など、迷いやすい点)
  • 予約の空き状況
  • CTAポイント/予約ボタン

ここまでを整えたうえで、さらに差がつくのが「クリニック独自の情報」です。SEOの型だけをなぞると内容が似やすいので、上位を狙うなら、実際の運用や経験が伝わる情報(症例の説明の仕方、診察で大切にしていること、術後フォロー、院内の流れなど)を、文章や画像で具体的に載せていくのがおすすめです。

出口ページの納得感が増えるほど、比較検討の段階で選ばれやすくなります。

3. 美容クリニックのSEO対策の実践のコツ

ここからは、SEO対策を実務に落とし込むためのステップを解説します。

美容クリニックの場合、一般的なSEOの型をそのまま当てはめると「似たページが増える」「出口につながらない」「修正が多発して止まる」といったことが生じる可能性があります。

ですが、本章で紹介している、①キーワード設計 → ②コンテンツ制作 → ③内部対策・技術面の整備の順で1つずつ進行していけば、SEOの成果は着実に上がっていきます。最後までぜひご覧ください。

美容クリニックのSEO対策の実践のコツ
ステップ1:キーワードを設計する
ステップ2:コンテンツを設計する
ステップ3:内部対策・技術面を整える

ステップ1:キーワードを設計する

まずは、サイトの方向性を決めるキーワード設計の考え方について解説します。

戦略① 「予約につながりやすいKW」と「不安を解消するKW」に分ける

キーワードは「予約につながりやすいもの」と「不安を解消するもの」に分けて設計するのがおすすめです。美容医療ジャンルは競合が強く、狙っても上位表示できないキーワードが一定数出てきます。そのため、性質の違うキーワードを並行して作っておくと、片方が伸びなくてももう片方で検索流入を確保しやすいのです。

記事本数は、予約KW:不安解消KW=6:4ほどの割合が理想的。まずは「予約系10〜15本+不安解消5〜10本」くらいから始めると回しやすいでしょう。

美容皮膚科のシミ治療を想定すると、たとえば次のようなキーワードが挙げられます。

キーワードの種類キーワード例
予約につながりやすいKW(施術+地域or料金など)
東京 シミ治療
大阪 シミ取り 皮膚科
シミ取りレーザー 料金
ピコレーザー シミ 料金
シミ治療 カウンセリング
不安を解消するKW(施術+ダウンタイムorリスクor注意点など)
シミ取りレーザー ダウンタイム
ピコレーザー ダウンタイム 何日
かさぶた いつまで
シミレーザー 効果 何回
治療後メイク いつから

なお、不安解消の記事は、最後に施術ページ・料金ページへつなげて出口まで作っておくのがポイントです。予約(=コンバージョン)につながりやすくなります。

戦略② “地域×施術の量産”で似たページを増やさない

キーワード設計をしてページが増やしていくと、問題になるのが、ページ同士の内容が似やすくなること。とくに地域×施術のページ(例:シミレーザー 東京、シミレーザー 渋谷)を作るときは、「同じ説明の繰り返し」になっていないかをチェックしましょう。

たとえば次の状態は要注意です。

  • どのページも構成や文章がほぼ同じ(地名だけ差し替え)
  • タイトルは違うのに、解説している内容や画像が同じ
  • 情報量が少ない or 情報が薄い

増やす前に大切なのは、「このページは誰のどんな状況に答えるのか」を決めて、ページごとに少なくとも1つは「そのページならではの情報」を入れることです。

すでに似たページが多い場合は、統合して1本を強くするのも選択肢に入れましょう。

戦略③ 競合サイトの「勝ちパターン」と「未開拓KW」を見つける

競合サイトの分析も重要です。競合サイトがどのキーワードで集客しているのかを把握して、自社が取れていない未開拓キーワードを見つけるヒントになります。

まず、対策したいジャンルのビッグキーワード(例:シミ レーザー、二重 整形)でシークレットモードで検索を行い、上位10件の中から3〜5サイトを競合としてメモします。ここで出てくるサイトが、そのキーワードにおける「SEO上の競合」です。

次に、Ahrefsなどのツールで競合サイトを確認し、流入が多いページと流入キーワードを見ます。すると、競合がどんなテーマで評価されているのか(=勝ちパターン)が分かります。

たとえば、

「料金系が強い」
「症例ページが入口になっている」
「不安解消の解説記事で集客している」

など、成果につながっている型が見えてきます。

そのうえで、競合が取れているのに自社では扱っていないキーワードを洗い出します。これが未開拓キーワードで、新規コンテンツの優先順位を決める手がかりになります。需要の方向性を確認したいときは、キーワードプランナーで検索ボリューム感を見ておくと安心です。

最後に、見つけた未開拓KWを「既存ページの追記で足せるもの」と「新規で作るべきもの」に分け、着手順を決めます。競合分析は、情報を集めることが目的ではなく、勝ちパターンを押さえつつ、自社の伸びしろを埋めるところまで落とし込むのがポイントです。

ツールを使うなら最低限これだけ

  • キーワードプランナー:需要の方向性(料金系/地域系/不安系)を見る
  • Ahrefs等:競合が流入を取っているページとキーワードを見る

ステップ2:コンテンツを設計する

STEP1でキーワードを決めたら、次は「そのキーワードで来た人が、何を知りたくて、どこで迷うか」を想定してコンテンツを組み立てます。

美容クリニックの場合、記事を増やす前に、施術・料金・症例・FAQなどの判断材料が揃っているかが重要です。ここが弱いと、コラムで読まれても予約につながりにくくなります。

戦略① 施術ページは「検討に必要な情報」を一通り揃える

施術ページは予約の中心です。読者が不安を残したまま離脱しないように、検討に必要な情報を1ページで確認できる状態を目指します。

書く内容は、ざっくり言うと「何をする施術か」だけでは足りません。初めての人が気にするのは、当日の流れ・ダウンタイム・リスク・料金の条件です。そこで、次の順番で整理すると読みやすくなります。

  • 施術の概要(どんな悩みに向くか/どこまでが対象か)
  • 流れ(カウンセリング〜当日〜アフターケア)
  • ダウンタイムの目安(一般的な範囲・過ごし方の注意点)
  • 起こりうるリスク・副作用、受けられないケース
  • 料金(総額の目安、追加費用が出る条件)
  • よくある質問+予約導線(CTA)

表現は言い切りよりも、「条件」「個人差」「注意点」を添えて丁寧に書くほうが、結果的に安心につながりやすいです。

戦略② 料金ページは「料金表+条件」をセットで見せる

料金ページは“安さ”を押す場所というより、不安を減らすページです。料金表だけだと「結局いくら?」が解決しないので、条件までセットでまとめます。

  • 明瞭な料金表(範囲が分かる形に:施術内容や回数、部位など)
  • 追加費用が発生する条件(麻酔・薬・再診料・検査など)
  • 支払い方法(分割や条件がある場合は明記)
  • キャンセル規定・変更ルール

ここが分かりやすいと、問い合わせ前の迷いが減り、予約まで進みやすくなります。

戦略③ 症例ページは「事実+注意点」をセットで積み上げる

症例は信頼につながりやすい反面、運用が崩れるとリスクも増えます。無理に増やすより、続けられる書き方の型を決めておくのがおすすめです。

基本は「事実を淡々と、注意点も同じ強さで」です。

症例情報の書き方のポイント

  1. 施術内容・期間・経過などは事実ベースで書く
  2. 個人差があることが伝わる表現にする
  3. リスク・副作用・注意点をセットで書く
  4. 画像は加工しない。明るさ・色味などが同じ条件で撮影したものを使用する
  5. 治療医院や執刀医師を載せる
  6. 掲載基準・チェック体制(公開前の確認フロー)を決める

「ビフォーアフターを載せる」ことより、「安全に載せ続けられる状態」を優先すると、長期で強くなります。

医療法の基本と禁止表現については、こちらの記事を参考にしてください。ビフォーアフター画像の載せ方なども解説しています。

戦略④ コラムは「悩みを解消し、判断ページへ橋渡しする」

コラムは検索の入口として強いので、ある程度の数を確保することが大事です。また、記事単体で終わらせず、施術ページ・料金ページへつなげるのもポイントです。

書く内容は、施術紹介の焼き直しではなく、読者が検索する“不安”そのものに答えるのが基本です。

たとえば、次のようなテーマはコラムの一例です。

  • ダウンタイムの過ごし方
  • 痛みや腫れの不安
  • 施術の選び方(どんな人が迷いやすいか、検討ポイント)
  • カウンセリングで確認したいこと
  • 施術前後の生活上の注意点(メイク、運動、日焼けなど)

記事の最後に「関連する施術ページ」「料金」「FAQ」へ案内しておくと、回遊が増えやすくなります。

ちなみにコラムは、AIライティングで記事のたたき台をつくり、広報担当や医師がファクトチェックをして量産するのもおすすめです。

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戦略⑤ コンテンツ内の見出しは「知りたい順」に並べる

施術ページなどの検討ページは、読者が知りたい順に情報が並んでいるだけで読みやすくなります。おすすめは、次のような流れです。

概要 → 流れ → ダウンタイム → リスク → 料金 → FAQ → 予約

この順番にしておくと、途中で疑問が解消されやすく、離脱を減らせることがあります。タイトルも「このページで何が分かるか」が一目で伝わる形にすると安心です。

ちなみに、読者が「予約したい!」と思った時にいつでも予約(コンバージョン)につなげられるように、追従バナーをつけたり要所にCTAボタンを設置したりして、離脱させない仕組みづくりも行いましょう。

ステップ3:内部対策・技術面を整える

最後に、サイト全体に関わる内部対策や技術面の整備について解説します。ここを軽く見直すだけでも、読まれやすさ(回遊)やページの評価予約までの進みやすさが改善することがあります。派手なテクニックより、基本の整理が効きやすいパートです。

戦略① タイトルは「検索した人が1番知りたいこと」を書く

タイトルは、SEOというより「検索結果で選ばれるか」を左右する大事な要素です。うまく書くコツはシンプルで、“誰の何の悩みに答えるページか”が一瞬で分かること

まず、タイトルの前半にメインのキーワードを置きます。キーワードを詰め込みすぎる必要はありませんが、タイトルを見ただけで「このページは◯◯について書いている」と伝わる形が基本です。

次に、そのページで分かること(メリット)を1つだけ足すとクリックされやすくなります。入れやすいのは「料金」「回数」「ダウンタイム」「注意点」など、検討中の人が特に気にする要素です。

最後に大事なのが、強い言い切り・煽りを避けること。「最安」「絶対」「100%」のような表現は、医療広告の観点でも扱いにくく、内容とのズレも起きやすいので注意が必要です。タイトルは“期待値調整”と考えて、本文でちゃんと答えられる範囲に収めるのが安全です。

タイトルの型は、次のどれかに寄せると作りやすいです。

  • 疑問形+答えの要素:◯◯は?(料金/回数/ダウンタイムが分かる)
  • 不安ワード+安心材料:◯◯が不安な人へ(注意点/対策/流れ)
  • 比較・選び方:◯◯の違い/選び方(向き不向き/判断ポイント)

例えば、「フォトフェイシャルとレーザーの違いは?選び方のポイント」「シミ取りレーザーの料金は?追加費用と回数の目安も解説」「ピコレーザーのダウンタイムは何日?経過の目安と注意点」などが挙げられます。

戦略② 内部リンクは「次に読むべきページ」を2〜3個に絞る

リンクは多ければ良いわけではなく、選択肢が多いほど迷わせることがあります。各ページに置くリンクは、次の一手として2〜3個に絞るのが基本です。

例)

  • コラム → 施術ページ/料金/関連コラム
  • 施術ページ → 料金/症例/FAQ
  • 料金ページ → 施術ページ/FAQ/予約

ポイントは、「いま読んでいる人が次に気にしそうな不安」を先回りして案内することです。

逆に余計な場所に関連記事が設置してしまうと、ノイズや離脱の原因になることがあるので、本当に必要な部分にだけ内部リンクを設置するようにしましょう。

戦略③ 表示速度・スマホ・予約導線をチェックする

上位表示しても予約が増えないときは、導線や使い勝手がボトルネックになっていることがあります。最低限、スマホで次の3点を確認しましょう。

  • 予約ボタンがすぐ見つかるか
  • フォームが長すぎないか(入力負荷が高くないか)
  • 料金や注意事項が探しやすいか
  • ページの表示速度が遅くないか

「迷わず予約まで進めるか」を実際のスマホで一度通してみるだけでも、改善点が見つかりやすいです。

ちなみにページスピードは、ページスピードインサイトというサイトで、無料でページ速度の数値を確認することができます。

PageSpeed Insights

4. 医療広告ガイドラインに沿って安全にコンテンツを制作するコツ

美容クリニックのSEOは、キーワード設計やページ設計だけでなく、「どこまで言えるか」を守りながら継続的に更新する運用が成果を左右します。

医療広告ガイドラインに配慮しないまま記事を増やすと、修正が多発して運用が止まったり、表現が不安で何も書けなくなってしまったりしがちです。

そこでこの章では、初心者の広報担当やライターでも迷わない「安全な型で書く」ための運用ルールを整理します。

(1) NG表現を避けて、言い換える

SEOで検索されやすい強い言葉ほど、医療広告の観点では誤認につながりやすく、本文にそのまま使いにくいNG表現があります。

その場合は、なるべく検索ニーズを捉えつつ、適切な表現で書き換えるのが基本です。

NG表現の置き換えの基本

  • 断定しない(目安・傾向)
  • 条件を書く(対象、前提、範囲)
  • 個人差を明記する
  • リスク・副作用・注意点も同じ強さで添える

たとえば、よくある言い換え表現は次の通りです。

NG表現言い換え表現
最安「料金の目安をご案内します」
「ご予算に合わせてご提案します」
1回で消える「効果には個人差があります」
「状態により回数が異なります」
痛くない「痛みの感じ方には個人差があります」
「痛みが心配な方はご相談ください」
絶対安全・失敗しない「医療行為にはリスクがあります」
「診察のうえ適応を判断します」
日本一・No.1「〇〇に力を入れています」
「△△の資格を有しています」

ポイントは、単に言葉を弱めて言い換えるのではなく、言い換えた代わりに、リスクや施術の詳細を手厚く説明することです。手厚い説明例としては、費用や施術回数の目安、料金体系(オプションなど)、痛みへの配慮(麻酔の有無)、起こりうるリスクの種類などが挙げられます。

強いキャッチコピーで引っ張るより、判断材料をていねいに揃えるほうが、結果的に予約につながりやすくなりますよ。

(2) ページに必ず掲せる必須情報を固定する

記事を増やすほど、書き手によって内容の濃さがブレやすくなります。そこで、ページ種類ごとに「必ず載せる項目」を固定しておくのがおすすめです。

この“型”があると、外注したときも品質が安定しやすく、ビフォーアフター画像などを扱う場合(=限定解除要件)の抜け漏れ防止にもつながります。

最低限、次の観点は固定しておくと安心です。

  • 施術の概要と流れ(カウンセリング〜当日〜アフターケア)
  • ダウンタイム・リスク・副作用・注意点(受けられないケースも含む)
  • 料金(総額の目安/内訳/追加費用が発生する条件/キャンセル規定)
  • 医療機関情報(院名、所在地など)
  • 医師情報(執刀医・監修者がいる場合は範囲も)
  • よくある質問(迷いやすい点を先回り)
  • 予約導線(どこからでも迷わず予約できる導線)

ページの型が決まると、書く側は迷いが減り、読む側も比較しやすくなります。

(3) 外注・量産を見据えてレギュレーションと点検ルールをつくる

外注や複数ライターで運用する場合は、制作ルールをまとめたレギュレーションを用意しておくと、品質が安定します。レギュレーションは細かい文章ルールよりも、「迷うポイントを潰す」ことを優先して作りましょう。

たとえば、最低限このあたりを決めておくと運用が止まりにくくなります。

  • NG表現・言い換えの方針
  • 記事ごとの必須項目
  • 画像・症例の取り扱い(掲載基準、必要な記載)
  • 記事品質チェックリスト
  • 公開前チェックの流れ(担当→確認→公開、の最短ルート)

公開後は点検と更新もルール化する

医療系コンテンツは、公開して終わりではなく、料金やメニュー、体制の変更があると内容が古くなりやすい領域です。月1回でも良いので、「料金」「対応施術」「注意事項」「予約導線」だけは定期点検する、という運用にしておくと安心です。

5. 美容クリニックのSEO対策のよくある質問FAQ

ここからは、美容クリニックのSEO対策のよくある質問を回答していきます。

Q
広告とSEO、どちらを優先すべき?
A

成果目標のスケジュールに沿って選択しましょう。短期の獲得は広告、長期の安定はSEOが得意です。
多くの場合、広告を運用しつつ、施術ページ・料金・FAQなど予約に近いページからSEOを整える進め方が現実的です。

Q
コラム・記事は毎週更新したほうがいい?
A

更新頻度より、内容と導線が重要です。
施術ページや料金ページが弱いままコラムだけ増やすと、成果につながりにくいことがあります。まずは受け皿を整えたうえで、不安解消のコラムやSNSで話題のキーワードを執筆して、積み上げるのがおすすめです。

Q
コンテンツ記事は何ページまで増やしていい?
A

ページ数に正解はありません。ただカニバリは避けましょう。
各ページに役割があり、内容が十分で、重複が少ないことが大切です。記事同士の内容が似通って、検索流入を食い合う”カニバリ”は防ぎましょう。似たページが増えそうなら、統合やカテゴリ設計も検討したほうが安全です。

Q
症例や画像はどれくらい載せると効果的?
A

一概には言えませんが、検討中の人が知りたい情報が揃っていることが重要です。
掲載基準とチェック体制を整えたうえで、無理のない範囲で積み上げるのが安心です。

6. まとめ:美容クリニックSEO対策はコツコツやれば成果につながる

美容クリニックのSEOは、医療ジャンルならではの難しさがあります。ただ、必要なページを揃え、信頼が伝わる形で運用できれば、広告に頼らずに検索からの集客を育てることができます。

コツコツとやることで、少しずつSEO対策の成果が出てくるはずですよ。

SNSなどと組み合わせれば、短期と中長期を両立できて、集患の安定につながりやすくなるので、ぜひ実践してみてくださいね。

参考文献

  1. Google 検索セントラル「Helpful Content(良質なコンテンツとは)」
    https://developers.google.com/search/docs/fundamentals/creating-helpful-content?hl=ja
  2. Google 検索セントラル「SEOスターターガイド」
    https://developers.google.com/search/docs/fundamentals/seo-starter-guide?hl=ja
  3. Google 検索セントラル「検索品質評価ガイドライン」
    https://developers.google.com/search?hl=ja
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  5. 日本広報協会
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    https://www.soumu.go.jp/
  7. NHK放送文化研究所「文章表現に関する研究」
    https://www.nhk.or.jp/bunken/
  8. 『新しい文章力の教室(インプレス)』
    NDL書誌:https://ndlsearch.ndl.go.jp/
  9. 『沈黙のWebライティング』
    NDL書誌:https://ndlsearch.ndl.go.jp/
  10. 『沈黙のWEBマーケティング』
    NDL書誌:https://ndlsearch.ndl.go.jp/
  11. 『書く技術・伝える技術』
    NDL書誌:https://ndlsearch.ndl.go.jp/
  12. 『人を動かす文章術』
    NDL書誌:https://ndlsearch.ndl.go.jp/
  13. 日本編集制作協会「編集・校正の基礎資料」
    https://www.ajec.or.jp/
  14. 日本新聞協会「記事の書き方・表記ガイド」
    https://www.pressnet.or.jp/
  15. 共同通信社「記者ハンドブック」
    (NDL書誌)https://ndlsearch.ndl.go.jp/
  16. 海外記事スタイルガイド(AP Stylebook)
    https://www.apstylebook.com/
  17. 研究論文検索:Google Scholar
    https://scholar.google.com/
  18. クリエイティブ・コモンズ(引用・著作権基礎)
    https://creativecommons.org/
  19. 一般社団法人全日本SEO協会
    https://www.ajsa-seo.org/
  20. 日本美容外科学会会報「美容医療と広告」第30巻第4号
    https://www.jaam.or.jp/assets/pdf/ad/h21_9_gakkai.pdf
  21. 厚生労働省「医療法における病院等の広告規制について」
    https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/kokokukisei/index.html
  22. 厚生労働省「医業若しくは歯科医業又は病院若しくは診療所に関する広告等に関する指針(医療広告ガイドライン)」
    https://www.mhlw.go.jp/content/001304521.pdf
  23. 公益社団法人 日本美容医療協会「美容医療広告について」
    https://www.jaam.or.jp/ad
  24. 一般社団法人 日本美容医療リスクマネジメント協会
    https://www.biyouiryou.jp/

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