コスメのレビューを書いてみたいけれど、「どう書けば伝わるのか分からない」「感想が単調になってしまう」と感じたことはありませんか。
実は、コスメレビューはセンスや特別な表現力がなくても書けます。大切なのは、感覚的に書くことではなく、あらかじめ決めた構成に沿って整理することです。
流れさえ決まっていれば、ブログ記事はもちろん、アットコスメやSNS投稿でも迷わず書けるようになります。
この記事では、「コスメレビュー 書き方」をテーマに、初心者でも使いやすい基本構成テンプレと、スキンケア・メイクそれぞれの例文を紹介します。短文レビューのコツや、薬機法に配慮した表現についてもまとめているので、これからレビューを書いてみたい方の参考になればうれしいです。
1. コスメレビューは「構成」で読みやすさが決まる
(1)コスメレビューが読まれる理由
コスメレビューは、「購入前に使用感を知りたい」「実際に使った人の感想を見て判断したい」と考える人に読まれています。
とくに、
・テクスチャ
・香り
・肌にのせたときの感覚
・メイクの仕上がりや崩れ方
など、実際に使ってみないと分からない情報は、レビューでこそ価値が出ます。
メーカー公式の説明だけでは補えない部分を、体験ベースで補足できる点が、レビュー記事の強みです。
(2)初心者がつまずきやすいポイント
初めてレビューを書くと、次のような悩みにぶつかりやすくなります。
- 感想が「よかった」「使いやすい」だけで終わってしまう
- 使用感をどう表現すればいいか分からない
- どこまで詳しく書けばいいのか迷う
- 薬機法が気になって手が止まる
こうした悩みは、書き方の問題というより、構成が決まっていないことが原因の場合がほとんどです。順番を固定するだけで、書く内容が自然に整理されます。
(3)スキンケアとメイクレビューの違い
コスメレビューといっても、スキンケアとメイクでは見るポイントが異なります。
- スキンケア:質感、なじみ方、使い心地の変化
- メイク:色味、発色、仕上がり、時間経過の印象
それぞれの特徴を意識すると、情報の取捨選択がしやすくなります。

2. コスメレビューの基本構成テンプレ
レビューは、以下の流れで書くと全体が整いやすくなります。
(1)商品情報
まずは、最低限の基本情報をまとめます。
- ブランド名
- 商品名
- 種別(化粧水、美容液、下地、リップなど)
- 内容量・価格帯
記事の冒頭で整理しておくと、読者が迷いません。使用前の写真がある場合は、ここで紹介すると丁寧な印象になります。
(2)購入理由・使う前の期待
「なぜこの商品を選んだのか」「どんな点に期待していたのか」を書くことで、レビューに個人の視点が加わります。
広告的になりすぎないよう、あくまで自分のきっかけとして書くのがポイントです。
(3)使ってみた使用感(テクスチャ・香り・伸び)
実際に使った瞬間の印象を、そのまま言葉にします。
- 手に取ったときの質感
- 香りの強さや雰囲気
- 肌や唇への広がり方
難しい表現を使う必要はなく、「とろっとしている」「さらっと軽い」など、日常的な言葉で十分伝わります。
(4)使い心地の変化
継続して使って効果や変化が感じられた場合、薬機法に配慮しながら丁寧に感想を記載します。
「〜に感じました」「〜のような使い心地でした」など、体感ベースのやわらかい表現を意識すると安心です。
(5)メリット・デメリット
良かった点だけでなく、気になった点も正直に書くと信頼感が出ます。ただし、断定や誇張は避け、「自分の場合はこう感じた」という書き方にします。
(6)おすすめしたい人・向いていない人
どんな人に合いそうかを書くと、読者が自分に当てはめて判断しやすくなります。
(7)総合まとめ
最後に、全体を一言でまとめます。無理に結論を強調せず、静かに締めるのがコツです。

3. SNS・アットコスメ向け短文レビューの書き方
(1)アットコスメ投稿のコツ
アットコスメでは、100〜150字程度で要点をまとめると読みやすくなります。
押さえたいポイントは、
- テクスチャ
- 香り
- 使用感
- 印象に残った点
の4つです。
アットコスメ投稿例(約120字)
スキンケア用品の例:
とろっとしたテクスチャで、肌になじむ感じが心地よかったです。香りが強すぎず使いやすい印象でした。メイク前にも重たくなりにくく、日中も快適に使えました。
(2)Instagram/Threads/Xで書くとき
SNSでは、写真と文章をセットで考えます。
- 1枚目:商品全体
- 2枚目:テクスチャ
- キャプション:50〜120字で使用感
文章は説明しすぎず、写真を補足するイメージでまとめます。
(3)SNS向け短文テンプレ(20〜60字)
- とろみが心地いい化粧水。べたつかず、すっと広がる使い心地でした。
- 柔らかい発色で、普段メイクにも合わせやすかったです。
(4)SNSで気をつけたい薬機法の基本
- 「効く」「改善する」と断定しない
- 「悩みがなくなる」表現は使わない
- 「〜に感じました」「〜に見えました」を活用
短文でもルールは同じなので、注意が必要です。

4. 写真の撮り方(スマホでOK)
(1)自然光を意識する
窓際で撮影するだけでも、コスメの質感がきれいに写ります。
(2)背景の選び方
白い紙、木目、タオルなど、主張しすぎない背景がおすすめです。
(3)テクスチャ撮影のコツ
手の甲に少量のせ、光が斜めに当たる角度から撮ると立体感が出ます。
(4)メイク撮影のポイント
ビフォーアフターを撮る場合は、角度や距離を揃えると比較しやすくなります。
5. 薬機法・景表法を守った書き方のポイント
(1)避けたい表現の例
- 治る・消える
- 効果がある
- 肌悩みがなくなる
(2)適法表現への言い換え
- 「すっきりしました」→「すっきりした使い心地に感じました」
- 「毛穴が消えた」→「毛穴まわりがなめらかに見えました」
(3)言い切らない文章のコツ
主語を「自分」にして書くと、自然で安全な表現になります。
6. 初心者でも書きやすいレビュー例文
(1)スキンケアレビュー例
通常記事向け(約250字)
とろみのある化粧水で、やわらかく広がる使用感でした。手に取った瞬間のなめらかさが心地よく、肌にのせても重たさは気になりませんでした。香りは控えめで、朝晩どちらでも使いやすい印象です。数日使い続けると、肌が整っていくような感触があり、乾燥しやすい時期にも取り入れやすいと感じました。
(2)メイクアップレビュー例
通常記事向け(約250字)
やわらかい発色で、普段メイクにも使いやすいアイシャドウでした。粉質が細かく、指でもブラシでもなじませやすい印象です。単色でも重ねても濃くなりすぎず、自然な陰影がつくれました。時間が経っても色味の変化は大きくなく、日常使いにちょうどいいアイテムだと感じます。

7. まとめ|自分の言葉で丁寧に書くことがいちばん大切
コスメレビューで大切なのは、特別な表現や上手な言い回しではなく、「自分がどう感じたか」を丁寧に言葉にすることだと思います。
最初から完璧を目指さなくても大丈夫です。まずはこの構成テンプレに沿って、ひとつ書いてみるだけでも、レビューの流れがつかめてきます。
少しずつ書く経験を重ねながら、自分なりのレビューの形を見つけていってください。
参考文献
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https://scholar.google.com/ - クリエイティブ・コモンズ(引用・著作権基礎)
https://creativecommons.org/ - 編集工学研究所「文章構造と編集思考に関する資料」
https://www.eilab.org/
美容ライター&コンテンツディレクター。スキンケア・コスメ・美容医療のメディア運営や記事制作を中心に活動中。
日本化粧品検定1級(コスメコンシェルジュ)/化粧品成分検定1級(化粧品成分上級スペシャリスト)

